この度和歌山県老人保健施設協会会長を拝命いたしました。初代竹中会長・中井会長、１０年の永きに渡りご尽力頂いた杉若会長の後を引継ぎ、浅学非才な身ではございますが、精一杯協会運営に取組んでいく所存でございます。協会会員の皆様、関係各位の皆様のご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、ご承知のように２度の介護保険改訂により老人保健施設の経営は大変厳しい状況で、加えて職員不足（看護・介護職員等）の結果、施設運営は更に困難な状況に陥っています。 そのような最中、平成２１年４月に改正介護保険法が施行されました。今回の法改正が老健施設運営に及ぼす影響を検証し、介護職員の処遇改善や経営改善における有効性・無効性を国・県等の行政機関に積極的に開示することで、一人でも多くの職員の処遇が改善されるよう働きかけてまいります。
介護保険制度の中核施設として利用者様の自立支援・在宅復帰、住み慣れた町で馴染みの関係の中、安心して暮らせる生活を支援し、実現継続するために、各種研修会の実施による良質なケア提供と介護者育成に努めてまいります。
また、地域における介護予防中核施設として役割を果たすべく、医療・保健・福祉の連携を促進・コーディネートし、地域リハビリテーション機能を強化することで、高齢者の在宅生活を支援してまいります。
老人保健施設が地域社会で担う役割は今後増々増大します。その社会的責務に明確に応えられる活動を実現するために、協会会員の皆様には今後ともより一層ご支援ご協力をお願い申し上げ、挨拶とさせて頂きます。
本協会は、全国の介護老人保健施設の一致協力によって、高齢者等が自立して生活できるよう、地域社会の健全な発展を図るとともに、保健医療サービス及び福祉サービスの質の向上確保に係る調査研究等を行い、もって高齢者等の保健医療の向上及び福祉の増進に寄与することを目的とした公益社団法人です。
